カヤグム

百科事典マイペディア 「カヤグム」の意味・わかりやすい解説

カヤグム(伽【や】琴)【カヤグム】

朝鮮半島のロング・ツィター属の撥弦楽器カヤゴとも。12弦。12の可動柱で調弦する。義爪をはめず,右手人差し指などの爪で弦をはじく。弦の張力が弱く,左手奏法が多様で,朝鮮独特の音楽をかもし出す。6世紀に伽【や】国で作られた。新羅時代に日本に伝来したものは新羅琴(しらぎごと)と呼ばれ,正倉院に保存されている。これとほぼ同形のものが現在でも宮廷音楽で用いられている。19世紀に改良された民俗音楽用のものは,やや小型で弦も細い。
→関連項目ダン・チャン(弾箏)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む