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「カラアザール病」の意味・わかりやすい解説
カラアザール病【カラアザールびょう】
リーシュマニア・ドノバニという原虫の寄生による病気。スナバエが媒介。中南米,東南アジア,中国,地中海沿岸などに分布。潜伏期2週間〜数ヵ月。寄生部位は脾臓,肝臓,骨髄(こつずい)などで,発疹をもって始まり,発熱期と無熱期が交替,貧血が起こり,肝臓,脾臓がはれる。やがて無熱期は短くなり,高度の貧血と悪液質に陥る。治療はアンチモン剤。対症的には鉄剤,ビタミンB,C剤を使用。
→関連項目リーシュマニア
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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