悪液質(読み)アクエキシツ

関連語 名詞 がん

精選版 日本国語大辞典 「悪液質」の意味・読み・例文・類語

あくえき‐しつ【悪液質】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ラテン語] cachexia の訳語 ) 結核や癌(がん)などの末期にみられる、全身の消耗の著しい状態をいう。やせ衰え、皮膚は生気がなく、特有な黄灰色を帯びた青白色となり、まぶたや足は多少むくむなど、全身に衰弱を生じた末期状態。〔医語類聚(1872)〕

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百科事典マイペディア 「悪液質」の意味・わかりやすい解説

悪液質【あくえきしつ】

癌をはじめ結核,梅毒糖尿病内分泌疾患血液疾患などの慢性疾患において,全身症状のきわめて悪化したもの。患者は全身が衰弱しやせ細り,貧血などにより皮膚は乾燥弛緩(しかん)して特有の黄灰色を呈し,まぶたや足にむくみを伴う。
→関連項目肉腫バンチ病

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「悪液質」の意味・わかりやすい解説

悪液質
あくえきしつ
cachexia

重い病気の末期症状の一つとして現れる,全身の衰弱した病的状態。ギリシア医学でいう体液学説に基づく用語であるが,現代医療ではあまり用いられない概念重症の結核,糖尿病,血液疾患などの消耗性疾患でも起るが,現代では癌の末期の状態をいうことが多い。全身の衰弱とともに,食欲不振からくる痩せ,貧血などのため皮膚は乾燥して弛緩し,顔色は黄灰色になり,目や頬がくぼんで独特の顔つきになる。

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改訂新版 世界大百科事典 「悪液質」の意味・わかりやすい解説

悪液質 (あくえきしつ)

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世界大百科事典(旧版)内の悪液質の言及

【癌】より

…肺の小細胞癌は,しばしば副腎皮質ホルモンを出し,そのためクッシング病Cushing diseaseと同様な症状が現れたりする。癌の末期に全身状態が非常に衰えた場合を悪液質に陥ったという。これは癌からあるいは癌に対する反応として宿主細胞から出るTNF(カケクチン)やIL‐6等のサイトカインが関与している。…

※「悪液質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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