カリブ自由貿易連合(読み)カリブじゆうぼうえきれんごう(その他表記)Caribbean Free Trade Association; CARIFTA

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カリブ自由貿易連合」の意味・わかりやすい解説

カリブ自由貿易連合
カリブじゆうぼうえきれんごう
Caribbean Free Trade Association; CARIFTA

1968年5月1日アンティグア,バルバドス,ガイアナ,トリニダード・トバゴによって発足した地域経済統合体。その後ジャマイカドミニカ共和国などが参加し,同地域の経済発展を目指したが,加盟地域の結束をさらに強化するために,73年カリブ共同体 CARICOMを設立することによって発展的に解消した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のカリブ自由貿易連合の言及

【ラテン・アメリカ】より

…加盟国の多様な条件の下で,統合の進展ははかばかしくない。さらに英語圏カリブ諸国によって1968年カリブ自由貿易連合が発足,73年にはカリブ共同体共同市場に改組された。これらの経済統合は1960年代にかなりの成果をあげたが,70年代以降停滞気味で,73年以来の石油危機からの打撃も大きく,こうした状況の打解策として域内協力関係の拡大が求められていった。…

※「カリブ自由貿易連合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む