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カレリア人 カレリアじんKarelians; Karjalaiset

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カレリア人
カレリアじん
Karelians; Karjalaiset

フィン人エストニア人などとともにフィン=ウゴル語系民族に属する。前 4000年代同系諸民族とともにボルガ川中流域からフィンランドカレリア,バルト地域にいたり,7世紀頃現在のカレリアに定着。 12世紀フィンランドがスウェーデンに,カレリアがロシアのノブゴロド公国に占領され,以後カレリアは両国の係争の地となった。 1323年ネテボリ (ペヘキネサーリ) の和議によってカレリアの地は東西に2分され,北方戦争の結果両地方ともロシア領となった (1721) 。しかしフィンランドがロシアの支配下に入り,フィンランド大公国となった時代に,再びカレリア西部は同大公国と合体された (1811) 。ロシア革命,フィンランド独立に際しての内戦から第2次世界大戦にいたるまでおびただしい流血を経て,現在はカレリアとして統一され,ロシア連邦の共和国を形成している (→カレリア共和国 ) 。

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世界大百科事典内のカレリア人の言及

【カレリア[共和国]】より

…面積17万2400km2,人口79万2000(1989)。このうちカレリア人10%,ベラルーシ人7%,フィンランド人2.3%で,ロシア人が74%を占める。首都はペトロザボーツク。…

【ソビエト連邦】より

… ヨーロッパ・ロシア北西部から東ウラル地方,および西シベリア北部にかけてフィン・ウゴル語派に属する言語をもつ民族がいる。主要なものは西からエストニア人,カレリア人,コミ人,マリ人,モルドバ(モルドビン)人,ウドムルト人などフィン語系の民族と,西シベリアのハンティ人,マンシ人,それにネネツ人のウゴル語系の民族である。 モンゴル系の民族には,バイカル湖の近くに住むブリヤート人と,ボルガ下流に住むカルムイク人(カルミク人)がいる。…

【フィンランド】より

…原初的な芸能は,シャマニズムによる儀礼的な身体運動によるパフォーマンスであったと思われる。少数民族である北部のラップ人や東部のカレリア人は狩猟に関連した呼び声や語り物に繊細な音楽性を発揮してきた。主要民族としてのフィンランド人はスウェーデンからの移住者と共有する輪舞,哀悼歌,バイオリンなどの伝統をフォークロアとして伝承してきたが,最も貴重で影響力が大きいのは叙事詩《カレワラ》の歌唱である。…

※「カレリア人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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