ガボール ソモルジャイ（英語表記）Gabor Arpad Somorjai

現代外国人名録2016

ガボール ソモルジャイ
Gabor Arpad Somorjai

職業・肩書

物理化学者 カリフォルニア大学バークレー校教授

国籍

米国

生年月日

1935年5月4日

出生地

ハンガリー・ブダペスト

専門

表面科学, 触媒化学

学歴

ブダペスト工科大学化学工学科〔1956年〕卒,カリフォルニア大学バークレー校化学科〔1960年〕博士課程修了

学位

博士号(カリフォルニア大学バークレー校)

受賞

フンボルト財団上席科学者賞〔1989年〕,ウルフ化学賞〔1998年〕,米国国家科学賞〔2002年〕,プリーストリー賞〔2008年〕,日本学術振興会賞〔2009年〕,本田賞(第32回)〔2011年〕

経歴

ユダヤ系で、ラウル・バーレンベリの計らいでナチス・ドイツの迫害から逃れた。1956年ブダペスト工科大学卒業直前にハンガリー革命が勃発し、米国へ移住。’60年カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。’62年米国市民権を取得。’60〜64年IBM研究員を経て、’64年カリフォルニア大学バークレー校化学科助教授となり、’67年准教授、’72年より教授。また’64年よりローレンス・バークレー国立研究所上級科学者兼ディレクター。表面科学、不均一系触媒、固体化学の分野で1000以上の科学論文を発表。触媒化学に基礎科学の研究手法を取り入れ、経験値だけに頼らない表面科学の地位を確立し、“近代的表面科学の父”と呼ばれる。米国化学会にソモルジャイ賞が設けられた。また、博士の下で130名が博士号を取得し、200名以上の博士研究員(ポスドク)が学んだ。主著に「表面科学の原則」「表面科学と触媒入門」「表面科学と触媒入門第2版」など。

出典　日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」