キュプロニッケル

世界大百科事典 第2版の解説

キュプロニッケル【cupronickel】

ニッケルNiを10~30%含む銅合金。白銅とも呼ばれる。Ni10%,20%,30%の合金がつくられ,Ni量が増すにつれて,赤みがかった色から銀白色へと変わる。展延性がよく,また天然の水や海水に対する耐食性がよいので,伝熱管などに利用される。1000℃くらいに熱すると結晶粒界に沿って酸化されてもろくなるので,合金中に含まれる炭素量を低くする必要がある。Niのほかに,鉄Fe,クロムCrも少量添加した合金がある。

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世界大百科事典内のキュプロニッケルの言及

【銅合金】より

…JISではさらに下1けたを加えて4けたの数字で分類しており,UNS(Unified Numbering System)では下2けたを加えて5けたの数字で分類している。これらの合金を組成によってまとめると,純銅,添加元素が少ない高銅合金,亜鉛をおもな添加元素とする黄銅系,スズをおもな添加元素とする青銅系,ニッケルを含むキュプロニッケル(白銅),銅‐ニッケル‐亜鉛合金の洋銀(洋白),その他となる。また,別の分類としては,塑性加工によって線,棒,板,管などにして使用される展伸材(伸銅品)と鋳物として使われるものとに大別される。…

※「キュプロニッケル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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