キ・ああ・たのしい(漢字)

普及版 字通 の解説


19画

[字音]
[字訓] ああ・たのしい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は喜(き)。喜は鼓楽して神意を楽しませる意。〔説文〕三上に「痛むなり」とあり、〔段注〕に「痛む聲なり」の誤りとする。詠嘆の声で、「ああ」という感動詞。字はまたに作り、笑の声をいう。

[訓義]
1. ああ、痛嘆の声。
2. 笑いたのしむ声。

[古辞書の訓]
立〕 ヨロコブ・ヲソル 〔字鏡集〕 カナシビ・ウレフ・オホセ

[語系]
・喜・僖・嬉xiは同声。は〔玉〕に「懼(おそ)るる聲なり、敕(いまし)むるなり、悲恨の聲なり」という。〔原本玉零巻〕には、なお「和のの字は口部に在り」とあり、哀歓の別のある字としている。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報