キーウ・ペチェルーシク大修道院(読み)キーウ・ペチェルーシクだいしゅうどういん(その他表記)Kyiv-Pechersk Lavra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

キーウ・ペチェルーシク大修道院
キーウ・ペチェルーシクだいしゅうどういん
Kyiv-Pechersk Lavra

ウクライナの首都キーウキエフ)にある修道院。11世紀半ば,修道士が修行を始めたドニプロ川ドネプル川)沿いの高台洞窟(ペチェラ)が名称の由来。洞窟修道院の上に建てられたウスペンシキー大聖堂(生神女就寝大聖堂),入口にあたる至聖三者大門教会,全聖者教会,さらに 18世紀に建てられた大鐘楼や迷路状の地下墓地などからなる。18世紀初頭に大改修が行なわれ,ウクライナ・バロック様式(→バロック建築)に建て替えられた。中世ロシアの学問の中心地となり,1113年頃に修道士ネストルらが編纂した『過ぎにし歳月の物語』Povest' vremennykh letは歴史叙述として貴重である。1990年,聖ソフィア大聖堂などとともに世界遺産の文化遺産に登録。

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