クォンタイズ [quantize](読み)クォンタイズ

音楽用語ダス の解説

クォンタイズ [quantize]

直訳すれば「量子化」。音楽における連続的な時間を微少な単位に区切って扱うことが時間を量子化するということである。実際には、シーケンスソフトにおいて発音タイミングを指定された音符の種類によって強制的にジャストのタイミングへ移動させるタイミング補正の機能としてよく使われる。最近のシーケンスソフトでは完璧にジャストの位置に強制移動させるのではなく、その強さをパーセントで設定したり、またクォンタイズのかかる範囲を、どのくらいずれている音符に対してかけるかを設定することがでる。またもっとも新しいのはグルーブ・クォンタイズで、独特のノリをあらかじめ登録しておいて、その情報を元にクォンタイズをかけることができる。通常の8ビートを4ビートやシャッフルリズムで用いられる3連のリズムに変換してしまうスイング・クオンタイズも便利。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android