クジラ類(読み)クジラるい(その他表記)Cetacea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クジラ類」の意味・わかりやすい解説

クジラ類
クジラるい
Cetacea

哺乳綱クジラ目に属する動物の総称体長 1.2~30m,体重 450kg~170tにもなる大型の哺乳類前肢は鰭 (ひれ) 状,後肢は退化し,尾は水平に広がり尾鰭のようになっていて,水生生活に適応したからだつきをしている。皮下に厚い脂肪層をもつ。噴気孔水面に出して肺呼吸をする。現生のものはヒゲクジラ類ハクジラ類に分けられる。1産1仔。水中で出産し,乳で育てる。現存動物中最大のシロナガスクジラをはじめとして 80種あまりが知られている。

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