クリソタイル(その他表記)chrysotile

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最新 地学事典 「クリソタイル」の解説

クリソタイル

chrysotile

化学組成Mg3Si2O5OH4鉱物。蛇紋石族の一種。繊維状をなす蛇紋石で,電子顕微鏡下では管状を示し,断面は同心円状またはらせん状をなしている。管の軸方向がX軸(0.53nm)の2層単斜格子をもつクリノクリソタイル,2層直方格子をもつオルソクリソタイル,また,管の軸方向がY軸(0.92nm)のパラクリソタイルを含む蛇紋石族の亜族。アスベスト(石綿)の大部分はクリソタイルからなる。温石綿とも。名前はギリシア語のchrusos(黄金),tilos(繊維)に由来。

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参照項目:クリノクリソタイル
参照項目:蛇紋石

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のクリソタイルの言及

【アスベスト】より

…不燃材として古くから利用されている天然の無機繊維状鉱物の総称で,石綿(いしわた∥せきめん)とも呼ぶ。蛇紋石族または角セン石族の鉱物のうち,繊維状にほぐすことのできるものをいい,蛇紋石族の一種であるクリソタイルchrysotileは温石綿(おんじやくめん)とも呼ばれる。クリソタイルの化学組成はMg6Si4O10(OH)8。…

【蛇紋石】より

…名称はヘビの皮のような外観を示すことによる。アンチゴライトantigorite(葉片状),リザーダイトlizardite(塊状),クリソタイルchrysotile(繊維状,電子顕微鏡下ではパイプ状)の3種に分けられるが,これらが混じって出ることが多い。いずれも層状の結晶構造をもち,クリソタイルでは層が湾曲してパイプとなり,アンチゴライトでは波状の層が反転しながら連なっている。…

※「クリソタイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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