クリーニング業(読み)クリーニングぎょう(その他表記)laundry

翻訳|laundry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリーニング業」の意味・わかりやすい解説

クリーニング業
クリーニングぎょう
laundry

衣料品などの洗濯などを営業としているもの。 1950年制定されたクリーニング業法の適用を受ける。洗濯には水洗い式と乾式 (ドライクリーニング) とがあり,水洗い式は洗剤を水で溶かした液体の中で洗濯し,乾式は揮発性溶剤 (ベンゼン,パークロールエチレンなど) を用いて洗濯物しみ,よごれを取除く方法。労働力多使用型の業種であるが,省力化をはかって種々の機械が開発され,洗濯から脱水,乾燥までを一貫して行う全自動式や各種のプレス機などが取入れられている。現在,大半はクリーニングの受付け窓口と実際の作業現場が分離されており,受付け窓口をチェーン展開している企業が一般的である。

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世界大百科事典(旧版)内のクリーニング業の言及

【洗濯】より

…江戸時代に入ると紺屋から独立した洗張りの仕事は,京都で〈洗い物屋〉,江戸で〈洗濁屋(せんだくや)〉と呼ばれる本格的専門業者に移った。現在のクリーニング業のような形の洗濯業者は,1859年(安政6)横浜本町に開業した青木屋忠七を初めとする。本業は横浜に入港した船舶の荷役配送業務であったが,同時に船員の衣類の補修から洗濯までを副業とした。…

※「クリーニング業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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