クルクマ(その他表記)Curcuma; hidden lily

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルクマ」の意味・わかりやすい解説

クルクマ
Curcuma; hidden lily

ショウガ科クルクマ属の総称で,熱帯アジアやアフリカ,オーストラリアに約 50種が分布する大型多年草。葉は長楕円形または披針形。葉とは別に花茎を地ぎわに直接立てる。花は穂状花序を形成し,鱗のように重なってつく包が,しばしば桃色や紫紅色,緑白色などに美しく色づく。根茎が薬用染料などに利用される種が多い。インド原産のウコンは,カレー粉の原料や黄色の着色料として多用される。ほかにもガジュツ C.zedoariaやキョウオウ C.aromaticaなどが,薬用植物として古い時代に渡来している。包が淡紫桃色になるクルクマ・ペティオラタ C.petiolataや,橙赤色の包のクルクマ・ロスコエアナ C.roscoeanaなどが切り花として利用される。高温多湿を好む。沖縄などの暖地では露地で越冬するが,暖地以外では秋に根茎を掘上げて,室内で翌春まで保存する。

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