クーペイコウ(古北口)(読み)クーペイコウ(英語表記)Gubeikou

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クーペイコウ(古北口)」の意味・わかりやすい解説

クーペイコウ(古北口)
クーペイコウ
Gubeikou

中国華北地方,ペキン (北京) 直轄市北東部のミーユン (密雲) 県北東部にある町。古くから万里長城関門がおかれていたが,特に明代にはペキンの北東の守りとして重視され,東方のシーフォンコウ (喜峰口) とともに京北の2鎮と称された。清代にはペキンと皇帝の夏の離宮のあったチョントー (承徳) を結ぶ交通の要衝であった。チンチョン (京承) 鉄道の開通に伴って交通上の重要性は薄れたが,万里の長城の雄大な展望が楽しめるため,ペキン市民の行楽地となりつつある。

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