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グアンチェ族 グアンチェぞくGuanche

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グアンチェ族
グアンチェぞく
Guanche

アフリカ北西岸,カナリア諸島西部の先住民。同諸島東部の先住民はカナリア族という。 15世紀初めにスペインの征服者によってヨーロッパに知られた。その祖先は遠い昔に,北アフリカ経由でやってきたヨーロッパのクロマニヨン人ではないかと考えられている。皮膚は茶褐色,金髪,目は青または灰色で,これらの特徴は現在も多くの島民に認められるが,スペイン人と形質的にも文化的にも区別がつかなくなっている。かつては土器をもち,ミルク,バター,羊,豚,果物を食糧とし,皮や草を編んだ簡単な衣類を身に着けていた。またアルファベット様の文字を残し,宗教は一神教であった。現在ではカナリア諸島の住民はみなカナリア人と呼ばれている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典内のグアンチェ族の言及

【カナリア[諸島]】より

…事実,コロンブスの第1回航海を皮切りに,その後3世紀間,大西洋横断のスペイン船にとって,カナリア諸島は掛替えのない中継基地となった。また,カナリア諸島の先住民はグアンチェ族と呼ばれるが,キリスト教徒でもイスラム教徒でもない彼らとの出会いは,スペイン人にとって未知の体験だった。キリスト教への改宗とスペイン人入植者との混血を通して,グアンチェはやがて完全にスペイン社会に吸収同化されたが,この過程で生起した被征服民の奴隷化その他さまざまな問題は,まもなくスペイン人がインディアス(新世界)で直面する問題の先駆け例となった。…

※「グアンチェ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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