グシュルバウアー(読み)ぐしゅるばうあー(英語表記)Theodor Guschlbauer

日本大百科全書(ニッポニカ) 「グシュルバウアー」の意味・わかりやすい解説

グシュルバウアー
ぐしゅるばうあー
Theodor Guschlbauer
(1939― )

オーストリア指揮者。ウィーン生まれ。同地の音楽アカデミーでハンス・スワロフスキーHans Swarowsky(1899―1975)に学び、その後カラヤンマタチッチにも師事した。ウィーン・フォルクスオーパー、ザルツブルク州立歌劇場、リヨン歌劇場を経て、1975~83年リンツ州立歌劇場音楽監督ならびにリンツ・ブルックナー管弦楽団首席指揮者を務める。83~97年ストラスブール・フィルハーモニー音楽監督。この間、1974年(昭和49)初来日。76年にはウィーン国立歌劇場にデビューした。スタンダードなレパートリーのほか、バロック・オペラと現代オペラの上演意欲を燃やし、ベーム亡きあとのオーストリア指揮界を担っている。

[岩井宏之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android