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グリージンガー Wilhelm Griesinger

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世界大百科事典 第2版の解説

グリージンガー【Wilhelm Griesinger】

1817‐68
ドイツ精神医学者。シュトゥットガルトに生まれ,1834年よりチュービンゲン大学,のちにチューリヒ大学で医学を修めた。反射生理学をもとにして,反ロマン主義的な精神医学の確立に貢献した。主著《精神病の病理学および治療法》(1845)は,その後2ヵ年ほど勤務したにすぎなかったウィンネンタール精神病院での体験をもとにして書かれたものであった。彼はコレラチフスペストなどにくわしい内科医でもあった。【秋元 寿恵夫

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世界大百科事典内のグリージンガーの言及

【精神医学】より

…こうして精神医学は臨床医学のなかでしだいに一定の地歩を占めるようになるが,それが今日的な意味の学問体系を指すようになるのは,1850年ごろからヨーロッパ各地の大学医学部が必要な講座としてこれを設置しはじめてからである。当時の精神医学は,W.グリージンガーの〈精神病は脳病である〉という周知の言葉がよく象徴するように,疾患の本態を脳内に求める身体論的方向をめざし,他方で,遺伝・素因・体質などの要因を重視する内因論の方向を歩んだが,こうした方向は19世紀の末にE.クレペリンが精神病の記述と分類をなしとげて一応の完成にいたる。20世紀に入るとともに,精神分析のS.フロイト,それを容認して力動的な症状論を展開するE.ブロイラー,現象学の導入により方法論を整備したK.ヤスパースら,新たな勢力が台頭して,19世紀の精神医学に深さと広がりと高さを加える。…

※「グリージンガー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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