ケミカルリファイナリー(英語表記)chemical refinery

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケミカルリファイナリー」の意味・わかりやすい解説

ケミカルリファイナリー
chemical refinery

原油を化学工業原料とするためにオレフィン芳香族の生産を主目的に行う化学処理のことをいう。常圧または減圧下で加熱,蒸留することによってガソリン灯油軽油重油などの沸点の異なる成分に分ける。その際に必要に応じて分解蒸留 (クラッキング) ,改質蒸留 (リホーミング) などの操作を行う。それぞれの成分は硝酸アルカリで洗浄し,酸性白土などで処理して,原油中に含まれる硫黄化合物,着色成分,その他を除く。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android