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ケージン Kazin, Alfred

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケージン
Kazin, Alfred

[生]1915.6.5. ニューヨーク
[没]1998.6.5. ニューヨーク
アメリカの批評家。ニューヨーク市立大学に学び,母校をはじめ,多くの大学で教鞭をとる。 20代の若さで独自の包括的な現代アメリカ文学概観『現代アメリカ文学史』 On Native Grounds: An Interpretation of Modern American Prose Literature (1942) を書き,いちはやく認められた。その後,ユダヤ移民の息子としての青年時代を振返った自伝『街の中の散歩者』A Walker in the City (51) ,『30年代の出発』 Starting Out in the Thirties (65) を書いた。またヘミングウェー以降の作家を扱った『アメリカ小説の現貌』 Bright Book of Life (73) など,現代作家論も多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケージン
けーじん
Alfred Kazin
(1915―1998)

アメリカの文芸批評家。代表的著作は27歳のときに出版した大著『現代アメリカ文学史』(原題『故国の土に立ちて』1942)で、19世紀末から1930年代末の小説を中心とする散文文学の動向をリアリズムの立場から俯瞰(ふかん)したもの。そのほか『街の歩行者』(1951)では、貧しいユダヤ系移民の子としてニューヨーク市ブルックリンのイーストエンドで生い立った少年期を回想。続く『30年代の出発』(1965)は青年時代の文学的自伝、『ニューヨークのユダヤ人』(1978)は文壇回顧録である。評論集には『もっとも内なる葉』(1955)、『同時代作家たち』(1962)、『アメリカ小説の現貌(げんぼう)』(1973)、『書くことがすべてだった』(1995)など。[寺門泰彦]
『刈田元司訳『現代アメリカ文学史』(1981・南雲堂) ▽佐伯彰一他訳『アメリカ小説の現貌』(1974・文理大学事業部) ▽石塚浩司訳『書くことがすべてだった――回想の20世紀文学』(1997・法政大学出版局)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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