ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コヘデス州」の意味・わかりやすい解説 コヘデス〔州〕コヘデスCojedes ベネズエラ北西部の州。州都サンカルロス。北部にアンデス山脈の北東の延長にあたる山地が連なるほかは,全域がリャノスと呼ばれる広大な熱帯草原に属し,コヘデス川など山地に発する多数の川が州を南東流する。植民地時代から牧牛が盛んな地域で州の主産業であるが,乾季と雨季が明瞭な熱帯にあるため,放牧に際して乾季には干魃,雨季には洪水という自然の障害がある。北部の山地斜面ではコーヒー,南部の灌漑農業地帯ではトウモロコシ,ワタ,サトウキビ,キャッサバなどが栽培される。北部の山麓に沿って東西に幹線道路が通る。面積 1万4800km2。人口 30万288(2007推計)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by