デジタル大辞泉 「サンカルロス」の意味・読み・例文・類語 サン‐カルロス(San Carlos) フィリピン中央部、ビサヤ諸島南西部のネグロス島の港町。同島東岸に面する。タノン海峡を隔ててセブ島のトレドと相対し、航路で結ばれる。同島の主要な幹線道路が通る交通の要地。中央アメリカ、ニカラグア南部の都市。リオサンフアン県の県都。コスタリカとの国境に近いニカラグア湖の南東岸に位置し、サンフアン川が流出する。カリブ海から川を遡って侵攻する海賊に対する防備のため、17世紀にスペイン人が築いた要塞が残る。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンカルロス」の意味・わかりやすい解説 サンカルロスSan Carlos ニカラグア南部の都市。リオサンフアン県の県都。コスタリカとの国境近く,ニカラグア湖の南東端岸,サンフアン川が流出する地点に位置する。スペイン植民地時代には,サンフアン川をさかのぼってカリブ海から侵攻してくる海賊を防ぐ戦略的要地にあたり,要塞が築かれていた。市街は 1948年の大火で大きな損害を受けた。現在河港で,周辺に産する木材,家畜などの集散も行う。パンアメリカン・ハイウェーから分岐する道路が湖の北東岸を経て市まで通じる。人口 5103 (1985推計) 。 サンカルロスSão Carlos ブラジル南東部,サンパウロ州中部の都市。州都サンパウロの北西約 200kmの高原地帯にあり,標高約 880m。農牧地帯の中心地で,コーヒー,サトウキビ,穀物,タバコ,綿花,ジャガイモ,ウシなどを集散,加工するほか,ビール,蒸留酒,織物などの製造も盛ん。サンカルロス連邦大学 (1970) がある。サンパウロと鉄道,道路で連絡。人口 15万 8139 (1991推計) 。 サンカルロスSan Carlos ベネズエラ北西部,コヘデス州の州都。首都カラカスの西南西約 200km,海岸山脈の南麓にあり,リャノスと呼ばれる広大な熱帯草原の北縁に位置する。 1678年建設。周辺の農牧地帯の商業中心地で,トウモロコシ,サトウキビ,米,ウシなどを集散する。人口5万 339 (1990推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンカルロス」の意味・わかりやすい解説 サン・カルロスさんかるろすSão Carlos ブラジル南東部、サン・パウロ州中部の都市。旧称はサン・カルロス・ド・ピニャール。人口19万2998(2000)。コーヒーをはじめ、サトウキビ、小麦、トウモロコシ、ウシなどの集散地で、ビール醸造、繊維、金属、鉛筆などの工業が発達している。[山本正三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by