コミヤマスミレ(読み)こみやますみれ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コミヤマスミレ」の意味・わかりやすい解説

コミヤマスミレ
こみやますみれ / 小深山菫
[学] Viola maximowicziana Makino

スミレ科(APG分類:スミレ科)の多年草。根茎は短いが、根の途中から新苗が出ることがよくある。植物体は軟らかく、粗い白毛がある。葉は卵状心臓形で縁(へり)に波状鋸歯(きょし)がある。花は白色で5月に開き、上弁と側弁の先は反り返る。福島県南部から屋久島(やくしま)にかけて、やや湿った林下に生育する。

[橋本 保 2020年7月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android