栄養・生化学辞典「コンカナバリンA」の解説 コンカナバリンA レクチンの一種で,タチナタマメから得る.単純タンパク質で,単量体の分子量は26k.二量体,四量体として存在する.α-D-マンノース残基,α-D-グルコース残基に親和性がある. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
世界大百科事典 第2版「コンカナバリンA」の解説 コンカナバリンエー【コンカナバリンA concanavalin A】 ナタマメの種子に含まれているタンパク質でD‐マンノース,D‐グルコースと特異的に結合する。レクチン(一定の糖構造と特異的かつ多価的に結合する特性をもつ)の代表例であり,グロブリンの一種で,アミノ酸配列は決定されている。分子量は10万2000(四量体)で1サブユニット(構成単位)あたりマンガンとカルシウム各1原子を含んでいる。細胞表層のレセプターに結合するが真の生理機能は未知である。【宝谷 紘一】 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報