サツルヌス(その他表記)Saturnus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サツルヌス」の意味・わかりやすい解説

サツルヌス
Saturnus

ギリシア神話クロノスと同一視された古代ローマの神。ローマの伝説によれば,ユピテルに天界の王位を簒奪されたあと,ラティウムに来て,のちにローマの場所となるカピトリウムの丘の上にサツルニアという町を建て,付近のヤニクルム丘にいたヤヌスと一緒にこの地方の住民を支配し,彼らに文明を教えて黄金時代の生活をおくらせたとされる。元来は,ラテン語でサツスといった播種ないしは種を守護する農業神だったと思われ,鎌を手に持った姿に表わされた。

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