百科事典マイペディア「サナダムシ」の解説
サナダムシ
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扁形(へんけい)動物門の条虫(じょうちゅう)類の俗名。体が扁平で細長く、その片節の並び方が真田紐(さなだひも)に似ているのでこの名がある。
[町田昌昭]
「条虫類」のページをご覧ください。
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…その場合,成体が寄生する宿主を終宿主,幼生の寄生する宿主を中間宿主intermediate hostと呼ぶ。一例として,イヌ,ネコ,クマ,ヒトなどの腸内に寄生するサナダムシの1種を挙げると,卵は宿主の糞とともに排出され,うまく水中に入ると孵化(ふか)して遊泳性の幼虫(コラキジウム)を生ずる。これがある種のケンミジンコに食べられると,消化管壁から組織内に入って変態し,プロケルコイド囊虫となる。…
…これらはすべて多節ジョウチュウで,1個の頭節scolexと数個ないし数千個の片節(体節)proglottideとからなり,全長10mに達するものがある。それらのあるものは真田紐(さなだひも)に似ているところから,この紐が一般に使用されるようになった江戸時代ころから,ジョウチュウはサナダムシと呼ばれるようになったという。頭節は頭部と頸部とからなり,頭部には宿主に固着するための構造物として,吸盤(通常4個)または吸溝(背腹正中部に1対)を備えている。…
※「サナダムシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...