サベルヌ(読み)さべるぬ(英語表記)Saverne

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サベルヌ
さべるぬ
Saverne

フランス北東部、バ・ラン県の副県都。ドイツ名ツァーベルンZabern。ボージュ山脈への北側の進入路にあたり、アルザス低地とロレーヌ台地を結ぶサベルヌ峠の入口に位置する。人口1万1201(1999)。西側のサベルヌの森は4700ヘクタールを覆っている。ライン・マルヌ運河が通り、ストラスブールとナンシーを結ぶ国鉄の幹線が経由する。砂岩の採石場がある。金属製品、電気製品、キルシュ(桜桃酒)、ビールの産地。古代ローマの宿駅であったが、のちストラスブール大司教の所有地となった。18世紀末の城をはじめ、荘厳な教会の建物など、古い建築物が多い。博物館もある。1913年、アルザス人とドイツ軍部との間で、サベルヌ事件(ツァーベルン事件)とよばれる衝突が起きた。[大嶽幸彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

檄を飛ばす

自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める。また、それによって人々に決起を促す。飛檄。[補説]誤用が定着して「がんばれと励ます」「激励する文書を送る」という意味でも用いられる。文化庁が発表した「国...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android