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サムロン・セン Samrong Sen

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世界大百科事典 第2版の解説

サムロン・セン【Samrong Sen】

カンボジアの先史時代の貝塚遺跡。トンレ・サップ湖の南東,ストルン・キニト川右岸の,沖積平野を望む低い丘に位置する。1876年に発見され,1901年と23年にフランス極東学院のマンシュイH.Mansuyが発掘調査を行い報告している。貝層はシジミタニシなど淡水産の貝のみで形成され,3層に分かれていて厚い部分では6mに達する。出土遺物としては土器,石器,骨角器のほか,獣骨,人骨,装身具などがある。石器としては有肩石斧を含む石斧や鑿(のみ)の類,骨角器では鏃,銛,釣針の類が主で,土器には壺,鉢,高杯などの器形があり,文様もさまざまな施文法による幾何学文のほか,無文土器や縄を巻きつけた板でたたいて整形した縄蓆(じようせき)文のものもあるが,ろくろは使用していない。

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