サンジュリー(その他表記)singerie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンジュリー」の意味・わかりやすい解説

サンジュリー
singerie

美術用語。「猿まね」を意味するフランス語で,サル人間のまねをしている情景を描いた絵画をさす。中世装飾写本挿絵にもみられるが,普通,シノアズリー装飾絵画について用いられ,18世紀初期フランス美術家によって始められた。初期の最も代表的作例は,1709年クロード・オードラン (1658~1734) がシャトー・ド・マルリーに描いたもの。

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世界大百科事典(旧版)内のサンジュリーの言及

【シノアズリー】より

…すでにマリー・ド・メディシスは,工芸家たちにさまざまな品を〈中国風〉にすることを命じ,建築家ルイ・ル・ボーがルイ14世のために建てたベルサイユの〈陶器のトリアノン〉は,中国趣味流行の契機となる。うるし技法の使用,家具や装飾パネル,陶器絵付けにおける中国風モティーフ(唐草模様やそれに猿を配したいわゆるサンジュリーsingerie,笠をかぶり中国風の衣装の人物,帆かけ舟や釣り人,あずまや,塔など)の採用,中国風,イギリス風の自然庭園などがあらわれる。そこには完全な模倣から独自な摂取と展開があるが,基本的にはバロック,ロココの装飾美学の線に沿った流行である。…

※「サンジュリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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