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シッパル Sippar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シッパル
Sippar

バビロニアの古代都市。現イラクのアブハッバ。バグダードの南西約 32km,ユーフラテス川東岸に位置する。バビロン第1王朝の支配地であったが,前 1174年頃エラム人によって略奪,破壊を受け,アッシリアのティグラト=ピレゼル1世によって取り戻され,前9世紀頃バビロニア王によって太陽神シャマシュの神殿が再建された。前6世紀アケメネス朝ペルシアのキュロス2世によって制圧された。この地から太陽神シャマシュの神殿とジッグラト,長大な長方形の城壁,新バビロニア時代の多数の文書が発掘されている。ユーフラテス川をシッパル川と呼ぶ記録もある。 H.ラッサム,P.シェル,J.ヨルダンらが調査した。

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世界大百科事典 第2版の解説

シッパル【Sippar】

バビロニア北部,アッカド地方の都市。現遺跡名アブー・ハッバAbū Habba。1881‐82年H.ラッサムにより発掘され,収集品は大英博物館に送られた。94年にはV.シェイユ,1934年にはW.アンドレーおよびJ.ヨルダンが発掘・調査した。さらに72年よりベルギー隊が〈大シッパル〉の一部と思われる遺跡テル・エッデールTell el‐Dērの発掘を開始するとともに,アブー・ハッバも再調査した。ユーフラテス川に沿う古代バビロニア低地諸都市のうち北東端に位置し,商業により繁栄した。

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