シディウクバモスク

デジタル大辞泉 「シディウクバモスク」の意味・読み・例文・類語

シディウクバ‐モスク

Mosquée Sidi Okba》チュニジア中部の都市カイルアンの旧市街にあるイスラム寺院。7世紀、マグレブのイスラム化のためにウマイヤ朝より派遣された将軍ウクバ=イブン=ナフィーにより創設。北アフリカ最古のモスクであり、イスラム教徒にとって四番目に重要な聖地であるとされ、多くの巡礼者が訪れる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のシディウクバモスクの言及

【カイラワーン】より

…こうした繁栄は,ファーティマ朝,ジール朝の時代まで続いたが,11世紀の中ごろ,カイロに移ったファーティマ朝が送り込んだアラブ遊牧民ヒラール族により破壊され,衰退した。しかし,その後も聖都としての威厳は保たれ,聖者の墓やウクバ・ブン・ナーフィーの創建した大モスク(シディ・ウクバ・モスク)には多くの巡礼者や学者が訪れた。現在,観光地であるとともに,内陸部の農産物や家畜の市場として機能し,また伝統的なじゅうたん加工業が盛んである。…

※「シディウクバモスク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android