ショアジー(英語表記)Auguste Choisy

改訂新版 世界大百科事典 「ショアジー」の意味・わかりやすい解説

ショアジー
Auguste Choisy
生没年:1841-1909

フランスの土木技師,建築史家。パリエコール・ポリテクニクと土木学校に学び,技師として活躍したのち,土木技監に就任。また土木学校の建築担当教授となり,《ウィトルウィウス》(1910),《建築史》2巻(1899)はじめ多数の著書刊行。とくに後者は各時代の建築を,材料,工法,構造,形式の点から検討し,比例・錯視問題などにも考察を加え,説明力に富む軸測投影アクソノメトリック)図を豊富に用いた特色ある建築史書で,A.ペレル・コルビュジエなど20世紀の先駆的な建築家に強い影響を与えた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のショアジーの言及

【スープ】より

…また小麦粉をバターでいためた白いルーに牛乳を加え,生クリームでつないで作る昔ながらの方法もある。カリフラワーを使ったものをデュバリーDubarry,レタスのせん切りの場合はショアジーChoisy,アスパラガスの場合はアルジャントゥイユArgenteuilと呼ぶ。また冷たいポタージュの代表格ビシソアーズvichyssoiseはジャガイモとポロネギ(リーキ)をブイヨンで煮てこし,牛乳と生クリームを加え,アサツキのみじん切りをふりかける。…

※「ショアジー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android