デジタル大辞泉 「ショーモン城」の意味・読み・例文・類語 ショーモン‐じょう〔‐ジヤウ〕【ショーモン城】 《Château de Chaumont-sur-Loire》⇒ショーモンシュルロアール城 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「ショーモン城」の解説 ショーモンじょう【ショーモン城】 フランス中部のロワール地方のコミューンショーモンシュルロワール(Chaumont-sur-Loire)にある古城。ブロワ(Blois)駅から17km、トゥール(Tours)からは約44kmの場所にある。16~17世紀に起源をもつ家具やタピスリー、美術品の素晴らしいコレクションを見ることができる。10世紀ごろにブロワ伯のユード1世がアンジュー公の攻撃から守るために、ロワール川左岸の小高い丘の上に建てた要塞がその起源である。その後、15~16世紀にかけて、アンボワーズ家のシャルル1世とシャルル2世が父子2代にわたってルネサンス様式の城に改築した。その後、フランス王アンリ2世の正妃カトリーヌ・ド・メディシスが買い取り、アンリ2世の寵妾ディアーヌ・ド・ポワチエをシュノンソー城から追い出して、この城に住まわせた。また、カトリーヌはこの城に多数の占星術者を滞在させた。その中にノストラダムスがいて、彼がカトリーヌにヴァロワ朝の終焉が近いことを預言したというエピソードは有名である。ただし、ノストラダムスがショーモン城に滞在したことは確認されていない。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報