サンスーシ宮殿(読み)サンスーシきゅうでん(英語表記)Schloss Sanssouci

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンスーシ宮殿」の意味・わかりやすい解説

サンスーシ宮殿
サンスーシきゅうでん
Schloss Sanssouci

ドイツ,ベルリン南西郊外,ポツダムの丘上にあるプロシアフリードリヒ2世の夏の離宮。フランス語で「無憂」を意味するサンスーシは王みずからの命名で,王自身のスケッチに基づき,宮廷建築家 G.クノーベルスドルフが 1745~47年に設計,死後 (1753) J.ボウマンが完成させた。1階建て室数 12で居住性を重視した趣豊かな小宮殿で,フランス・ロココの優雅さとドイツ・ロココの奔放さをみごとに調和させたいわゆるプロイセン・ロココ建築の傑作。 1990年周辺の宮殿,庭園とともに世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android