デジタル大辞泉 「ビアンデン城」の意味・読み・例文・類語 ビアンデン‐じょう〔‐ジヤウ〕【ビアンデン城】 《Château de Vianden》ルクセンブルク大公国、ドイツ国境沿いの町、ビアンデンにある城。11世紀にビアンデン伯爵が領主となり、後にルクセンブルク大公の祖であるナッサウ家に引き継がれた。1970年代に修復され、中世の面影を色濃く残す現在の姿になった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「ビアンデン城」の解説 ビアンデンじょう【ビアンデン城】 ルクセンブルクの北東部、ドイツ国境近くの、ウール川の両岸にひらけたビアンデンの町の高台に建つ古城。ルクセンブルクを代表する古城である。この地には、すでにローマ帝国統治時代に城郭が築かれていたといわれるが、11世紀には、当時大きな勢力を持っていたビアンデン伯爵家の所有の城となり、現在のロマネスク様式の城郭が築かれた。その後、現在のルクセンブルク大公の祖先のオラニエ・ナッサウ(Oranje Nassau)家の所有する城となって、現在に至っている。荒廃していたが、改修が行われ、城内には鎧や槍などの武器が展示されている。大公家が外国の賓客をもてなす際にも使用されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報