シラクーサ

世界遺産情報 「シラクーサ」の解説

シラクーサ

シチリア島南西部のシラクーサは、古代繁栄をしのばせる街です。古代ギリシア時代にはアテネ勢力を競い合ったほどの街で、幾何学者アルキメデスの出身地でもあります。考古学地区には、ギリシア・ローマ時代の遺跡が数多く点在します。紀元前に建てられたシチリア最大の「ギリシア劇場」や、ほぼ原型をとどめている「ローマ円形劇場」などが見所です。橋でつながれた小島の旧市街地には、ドーリス式神殿の土台円柱をもちいたバロックの名建物・「ドゥオモ」や「アポロ神殿」、かつて繁栄していた街並みなどが人々を集めています。2005年に世界文化遺産に指定されました。

出典 KNT近畿日本ツーリスト(株)世界遺産情報について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android