シロカネソウ(白銀草)(読み)シロカネソウ(英語表記)Isopyrum stoloniferum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シロカネソウ(白銀草)」の意味・わかりやすい解説

シロカネソウ(白銀草)
シロカネソウ
Isopyrum stoloniferum

キンポウゲ科の多年草。ツルシロカネソウともいう。本州中南部の山地に生じ,林下の下草や谷筋にみられる。富士,箱根周辺や伊豆半島などに比較的よく知られる。茎はつる性で斜上し,地下に白い根茎がある。春に長い柄のある3小葉の複葉を根生し,茎頂に径 1cmほどの5弁の白花をつける。花後に特徴ある2個の袋果を魚の尾のような角度でつける。同属の植物にサバノオ I. dicarponトウゴクサバノオ (東国鯖の尾)などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android