シーレーン防衛(読み)シーレーンぼうえい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シーレーン防衛」の意味・わかりやすい解説

シーレーン防衛
シーレーンぼうえい

水上艦艇や航空機による対潜哨戒,船団護衛海峡港湾などの防備,掃海などの能力を整備し,海上交通路 (シーレーン) を確保すること。日本は,資源・エネルギー・食糧などを海外からの輸入に大幅に依存しており,有事に際して,国民の生存や戦争遂行の必要から,海上交通路による資源輸送を確保しなければならない。 1981年5月,訪米した鈴木首相が,日本から 1000カイリの海域において海上交通保護の能力を整備すると発言して以来,その必要性が広く議論されることとなった。 1000カイリ以遠の海上交通路の防護については,アメリカのシーコントロールに期待する,と説明されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android