有事(読み)ユウジ

デジタル大辞泉 「有事」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐じ〔イウ‐〕【有事】

戦争事変など、非常事態が起こること。「一朝有事の際」
[類語]戦時非常時乱世事変革命戦争非常いくさたたか戦役せんえきえきへい兵馬へいば兵戈へいか干戈かんか会戦合戦かっせん交戦戦火兵火戦乱兵乱戦雲戦塵せんじん戦禍せんか大戦戦闘緊急急難異変変事珍事ハプニング奇跡

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精選版 日本国語大辞典 「有事」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐じイウ‥【有事】

  1. 〘 名詞 〙 ふだんと変わった事件。また、戦争が起こること。
    1. [初出の実例]「かねて有事・無事一ならんことをねがひ侍り」(出典:集義和書(1676頃)一四)
    2. 「有事の日に於ては」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)

あり‐ごと【有事】

  1. 〘 名詞 〙 ありのままのこと。実際にあること。
    1. [初出の実例]「今もあり事なり」(出典:史料編纂所本人天眼目抄(1471‐73)一)

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普及版 字通 「有事」の読み・字形・画数・意味

【有事】ゆう(いう)じ

事あり。事変がある。宋・李格非〔洛陽名園記〕天下無事に當りては、則ち已(や)む。事れば、則ち洛陽必ず先づ兵を受く。予(われ)故に嘗(かつ)て曰く、洛陽のは、天下治亂の候なりと。

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