日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ジーメンス(Friedrich Siemens)
じーめんす
Friedrich Siemens
(1826―1904)
ドイツの窯業技術者。ジーメンス兄弟の9番目。1848年イギリスに渡り、イギリスに帰化した兄ウィリアム・シーメンズの会社で働き、1861年ガラス工業用の蓄熱式反射炉を発明し、1864年ドイツに戻って、ドレスデンおよびボヘミアに大ガラス工場を建設し、ガラスの製造法とその装置の進歩に貢献した。蓄熱式ガスランプ(1879)、蓄熱式ガス加熱による連続式ガスランプ(1868)、押型硬質ガラス(1877)、網入りガラス(1886)などの発明も行った。
[山崎俊雄]
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