法則の辞典 「スターリング仮説」の解説 スターリング仮説【Starling hypothesis】 毛細血管壁と組織液との間が,水の出入に関して平衡状態にあるとき,毛細血管内圧と組織圧との差は,血漿の浸透圧と組織液の浸透圧との差に等しくなる.これは「仮説」ではなく「法則」に分類されるべきものではあるが,スターリングの心臓法則*と区別するために,医学分野では「スターリング仮説」と呼ぶ慣例になっている.もっとも生理学や薬学などの他の分野での,スターリングの法則はむしろこちらを意味することが多い. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報