ステロ版(読み)ステロバン

デジタル大辞泉 「ステロ版」の意味・読み・例文・類語

ステロ‐ばん【ステロ版】

鉛版えんばんのこと。ステロタイプステレオタイプ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ステロ版」の意味・読み・例文・類語

ステロ‐ばん【ステロ版】

〘名〙 (ステロstereotype から)
活版木版亜鉛凸版などの組版からとった紙型に鉛の合金を流し込んで作る原版を用いた印刷法。あるいはその原版のこと。また、その印刷物。新聞印刷などに用いられる。ステロタイプ。ステレオタイプ。鉛版。〔外来語辞典(1914)〕
※黒船前後(1933)〈服部之総ジョゼフ・フーシェ「ともかくムッソリニのフーシェ観が、単にすべてのフーシェ観のステロ版である点には、間違がない」

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世界大百科事典(旧版)内のステロ版の言及

【鉛版】より

…活字組版(活字と線画凸版あるいは写真版を組み込んだもの)は,大量に印刷すると磨滅するから同じ版を多数作っておくと便利である。英語ではステレオタイプstereotypeといい,同型の版の意味で,日本でも俗にステロまたはステロ版ともいって,ごく少部数の活版印刷物を除いて,この複製版を利用することが多い。原版(活字組版)に紙型用紙を圧して作った紙型に,320℃くらいに加熱し溶融した鉛合金を流し込んで冷却固化したものを,印刷機にかけるのに便利な形に仕上げる。…

※「ステロ版」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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