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スメリ William Smellie

世界大百科事典 第2版の解説

スメリ【William Smellie】

1697‐1763
イギリスの産科医。グラスゴー大学で医学を修め,故郷で開業したのち,1739年ロンドンに出て産科診療を続けた。多くの分娩を手がけ,多数の医師を講習指導し,分娩鉗子の改良などで産科学の進歩に貢献した。著書《産科の理論と実際》(1752)では,分娩機序,産科診療心得,鉗子使用法などを説いた。《解剖図表と産科の実際》(1754)は好評で,数ヵ国語に翻訳され,日本でも片倉元周の《産科発蒙》にこの図の一部が紹介されている。

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世界大百科事典内のスメリの言及

【医学】より

…京都の産科医賀川玄悦は,胎児が子宮内で頭を下にした背面倒首していることを日本で初めて記載し,また異常分娩を救うために,種々の有効な措置を工夫したことでも知られている。この賀川の業績は,シーボルトによってヨーロッパに紹介されたほど独創的なものであるが,すでに日本にも入っていた,イギリスのスメリーWilliam Smellie(1697‐1763)の産科書に類似の工夫があることから,これからヒントを得たとも考えられる。しかし,子宮内の胎位の発見については,当時出産調節のために胎児を殺す風習があり,これを堕胎する機会が多かったことから,その際の観察であると考えれば,独自の発見であったことも十分推定できる。…

※「スメリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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