セカンドメッセンジャー(その他表記)second messenger

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セカンドメッセンジャー」の意味・わかりやすい解説

セカンドメッセンジャー
second messenger

2次伝達物質ともいう。細胞内で代謝制御に働く情報伝達物質。ホルモンなどの情報伝達物質 (1次伝達物質) が細胞表面の受容体に結合するとその刺激によって合成される。つまり1次伝達物質は直接細胞内での代謝制御に働くのではなく,セカンドメッセンジャーを介して作用を現すのである。最初に発見されたのはサイクリック AMPで,その後,多くホルモンでセカンドメッセンジャーが証明されている。また,1次伝達物質が受容体に結合するとイオンチャンネル開き,細胞内に流入したカルシウムイオンがセカンドメッセンジャーとして働くことも多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 AMP

化学辞典 第2版 「セカンドメッセンジャー」の解説

セカンドメッセンジャー
セカンドメッセンジャー
second messenger

[同義異語]二次メッセンジャー

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む