開き(読み)ヒラキ

デジタル大辞泉 「開き」の意味・読み・例文・類語

ひらき【開き】

開くこと。あくこと。あけること。また、そのぐあい。「襟の開きを大きくする」「口の開きが足りない」
つぼみがほころぶこと。花が咲くこと。「今年の桜は開きが悪い」
二つ以上の物事の間の差。「先頭と一周の開きがある」「年齢の開きが大きい」
開き戸」の略。
(「おひらき」の形で)会などが終わって解散すること。終わること、帰ること、去ることの忌み詞。「お開きにする」
魚を背開き、または腹開きにして干したもの。「アジの開き
身をかわすこと。また、その度合い。「からだの開きが小さい」
能・狂言で、3足または2足後退しながら、両腕を広げる所作
物事を始めること。開催。また、披露。
俳諧の―で」〈魯文西洋道中膝栗毛
10 釈明弁解。申し開き。
「医学いたらざるゆゑに、つまりぬるものなるべし、此―たしかにありなん」〈仮・為愚癡物語〉
11 舟の帆の張り方。舟の横から風が吹いてきたとき、舟を斜めに進行させる。
順風にまかせて―に帆をかけ」〈洒・通人三国師〉
12 (他の名詞に付いて「…びらき」の形で)閉じていたものを開放すること。「プール開き」「店開き」「山開き
[下接語](びらき)海開き鏡開き川開き観音開き口開き蔵開き歳旦開き開き序開きすずめ開き背開き綱開き値開き・旗開き・半開き舞台開きふな開き・店開き道開き山開き両開き炉開き
[類語](3懸隔隔たり距離径庭違い差異相違異同誤差小異大差同工異曲大同小異分かち格差落差僅差個人差不一致異質ギャップ遠い遠遠しい縁遠い薄い疎遠遠縁とおえん無縁疎い/(6干物乾物干し魚乾魚一夜干し丸干し目刺し煮干し熬り子白子干し

びらき【開き】

ひら(開)き12」に同じ。「海開き」「店開き

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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