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セネカ族 セネカぞくSeneca

翻訳|Seneca

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セネカ族
セネカぞく
Seneca

アメリカ東海岸ニューヨーク州北西部ロチェスター近郊に居住していたアメリカインディアンの一民族。イロコイ連盟の主力メンバーで,16~17世紀の人口は連盟全体の約半分にあたる数千人以上であったとされる。言語はイロコイ語族に属する。2つのバンドから成り,それぞれ村を構成。 18世紀末までおもに女性はトウモロコシなどの農耕,男性は漁労や狩猟を行なっていた。肥沃な農地を確保するため数十年おきに集落を移動。村は8つの母系氏族に分れ,氏族ごとにロングハウスに住み,各首長が協議して村の政治を行なった。 19世紀末以降,家畜を使った農耕を始め,また賃金労働者となる者も出てきた。現在はカンザスオクラホマニューヨークの各州,およびカナダ指定居留地に分散,人口は数千人と推定される。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典内のセネカ族の言及

【イロコイ諸族】より

…北アメリカ北東部の森林地帯に居住していたインディアンで,イロコイ系言語の話者の総称。そのなかで,セネカSeneca,カユガCayuga,オノンダガOnondaga,オナイダOneida,モホークMohawkの5部族(後にタスカローラTuscaroraが加入して6部族)がイロコイ同盟を結成していた。L.H.モーガンの研究によりイロコイ同盟は広く知られている。同盟を構成する諸部族はセント・ローレンス川流域からオンタリオ,エリー両湖周辺に居住していた。…

【風】より

…アブナーキ族の神話によれば,風は巨大な怪鳥の翼によって起こされるが,あるとき英雄のグルスカベがこの鳥と戦ってその翼を折ったので,傷が癒えても翼は前よりずっと小さくなり,風の勢いもずっと穏やかになった。セネカ族の信仰によれば,風をつかさどるのはガ・オーという名の人間に好意的な善霊で,その住居の入口にはクマの形をした北風ヤ・オ・ガー,ピューマの形をした西風ダジョジ,ヘラジカの形をした東風オヤンドネ,子ジカの形をした南風ネ・ア・ゴが閉じこめられており,これらの風たちを支配することによって,ガ・オーは季節の変化もつかさどることになっている。【吉田 敦彦】
【民俗】
 日本は世界有数の季節風帯に位置し,地形が複雑で長い海岸線に沿う舟運は季節風を巧みに利用してきた。…

※「セネカ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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