セミョーノフ(Nikolay Nikolaevich Semyonov)(読み)せみょーのふ(英語表記)Николай Николаевич Семёнов/Nikolay Nikolaevich Semyonov

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セミョーノフ(Nikolay Nikolaevich Semyonov)
せみょーのふ
Николай Николаевич Семёнов/Nikolay Nikolaevich Semyonov
(1896―1986)

ロシアの物理化学者。1917年ペトログラード(のちのレニングラード、現、サンクト・ペテルブルグ)大学卒業。1928年レニングラード工科大学教授。1931年よりソ連科学アカデミー(現、ロシア科学アカデミー)化学物理研究所所長、1944年よりモスクワ大学教授を兼任。1932年よりソ連科学アカデミー会員で、1963~1971年アカデミー副総裁。化学物理学の創始者の一人。旧ソ連におけるこの分野の多くの研究者を育てた。1927~1928年、爆発反応で熱爆発のほか連鎖爆発が存在することを提唱し実験的に証明。さらに分枝型と非分枝型の連鎖反応の一般理論をつくった。これらの研究で1956年イギリスのヒンシェルウッドとともにノーベル化学賞を受賞。その後も、多数の連鎖反応、ラジカル反応の反応機構を解明した。こうした反応速度論研究で1976年レーニン賞を受賞した。

[梶 雅範]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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