ソフェリム(その他表記)soferîm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソフェリム」の意味・わかりやすい解説

ソフェリム
soferîm

書記の意。単数は sōfēr。ヘブライ語動詞 sāfar (書く) に由来。バビロン捕囚期 (前 597~538) には祭司で預言者エゼキエルがイスラエルの民の宗教的,精神的な指導をしたが,彼の死後,これを受継いでトーラー (律法) をイスラエルの民の中心におこうと教育し指導した人々をさす。彼らは律法の教師,犠牲を捧げる祭司の役割を演じ,安息日,祈り,断食などの行事をとりしきった。捕囚期後もパレスチナで活躍したが,プトレマイオス朝セレウコス朝との戦い (前 198) に巻込まれて消滅した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む