ソンネン(松嫩)平原(読み)ソンネンへいげん(英語表記)Songnen pingyuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ソンネン(松嫩)平原
ソンネンへいげん
Songnen pingyuan

中国北東部,ヘイロンチヤン (黒竜江) 省の南西部からチーリン (吉林) 省の北部にかけて広がる平野。ソンホワ (松花) 江と,その上流である第二ソンホワ江および支流のネン (嫩) 江による沖積平野で,トンペイ (東北) 平原の北部にあたる。標高 150~200m。黒土層が厚く堆積し,きわめて肥沃で,東北地方の主要な農業地帯である。コムギ,ダイズ,トウモロコシ,テンサイを主作物とする。低平な地形で,寒冷な気候下にあるため,湿地が広く分布し,特に第二ソンホワ江とネン江の合流地一帯は河流が方向を大転換することもあって,沼沢地が広がっている。 1958年以来,河川の水利系統の整備,灌漑・排水工事により,国営農場の建設や耕地の拡大が進んでいる。ターチン (大慶) 市では,ターチン油田に働く労働者の家族が開拓にあたり,工業と農業を結合した模範として全国に知られる。

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