タチラ州(読み)タチラ(英語表記)Táchira

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タチラ州」の意味・わかりやすい解説

タチラ〔州〕
タチラ
Táchira

ベネズエラ北西部,コロンビア国境を接する州。州都サンクリストバルメリダ山脈の南西部を占め,大部分山地であるが,北端部にマラカイボ低地を含む。主産業は農業で,主要換金作物はコーヒー,サトウキビ。工業は農産物加工が中心。鉱物資源としてはラバテラに比較的大きな炭田があり,またラアルギトラナは 1878~79年ベネズエラで最初の油田が発見された地といわれる。サンクリストバルを経て州内をパンアメリカン・ハイウェーが通る。面積1万 1100km2。人口 85万 9861 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android